サニーが家で寛いでると呼び鈴が鳴ったので出るとそこには一人の青年がいた。彼は借金取りに追われてるからかくまってくれと言い、それを聞いたサニーは彼をかくまうことにした。

借金取りに追われてる理由をサニーに聞かれると彼は一部始終を明かした。

「俺には病気の妹がいて治療のために消費者金融から1000ドル借りたんだ。期限内に返済すれば利子はつかないと規約にあったからそれを信じて期限内に返済しようとしたら100万ドルよこせと脅されて怖くなった俺は必至で逃げてきたんだよ。」

事情を聴いたサニーは闇金の手口だと明かした。すると再び呼び鈴が鳴ったので出ると引越しのあいさつと称して3人組が立っていたが、サニーは周囲に新築物件を目にしていないので一瞬疑問に思うと3人は勝手に部屋に上がり込んだ。

3人が向かった先には借主がいた。

「何で居場所がわかったんだ?」
「GPS仕込んどいたからすぐ見つけたのさ。まあ野暮用で遅れたけどな。」

一方サニーが彼らを追うと突然100万ドルよこせと声が聞こえたので駆け付けると3人が彼を担いで外に連れ出していた。そう、3人は彼を追っていた取り立て屋だったのだ。サニーは彼を解放すると借金取りは謎のスーツケースを開けた。するとそこからはバラバラに切断された女性の遺体が出てきたのだ。それを見た彼は激しく動揺した。

「俺の・・・妹が・・・」
借金取りは動揺する彼に語り掛けた。

「そうだよ。てめえが100万用意しないから見せしめに妹殺してやったのさ。契約時に住所登録させたからいいもの見せれた。」
借金取りはそう言うと遺体を食いちぎったのだ。

「安心しろ。てめえもいずれ同じようにしてやるよ!」
借金取りの残忍な行為に怒りを爆発させた彼は借金取りに掴みかかった。しかし借金取りに返り討ちにされると銃を突きつけられて人質にされた。

「代わりにてめえが100万持って来い!要求にこたえられないならこいつをタコ部屋に売り飛ばして一生扱き使うかその場で殺してやる!!」
サニーは一瞬躊躇するも口座には宝くじで当てた10億ドルがあり、さらに刑事に復職して残高も増えているので100万ドルはすぐに用意できる状況だった。

「わかったわ。すぐ戻るからそのまま待ってて。」
サニーは最寄りのATMで100万ドルを下ろすと鞄に詰めた。

100万ドルが入った鞄を渡すとすぐに中身を確認した。全額入ってるのを確認すると人質を解放し、その場を後にしようとするとサニーは3人を捕まえようとするが、3人は抵抗した。

「たった一人で立ち向かうとか面白れぇ根性してんな。」
一度は追いつめられるがサニーは3人を圧倒した。その直後に警察が駆け付け、3人はその場で逮捕された。借主は解放された直後に警察に通報していたのでスピード逮捕となったのだった。

借金取りの口から出たタコ部屋は存在しなかったもののアジトからは大量の凶器が押収され、他にも余罪が多くあることを匂わせていた。今回の一件で闇金業者は警察に摘発されたのだが、今回の事件は氷山の一角にすぎずまだまだ闇金はどこかに潜んでいるのかもしれない。

終わり

戻る

TOP